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2017.04.01
青森~ご当地シリーズ2~


 ご当地シリーズ第2弾は青森となります。都道府県全てを取り上げると47回とは道は長い道のりですね。青森とは?いつからどうして青森と呼ばれているのでしょうか?調べてみましょう。青森県には青森市があります。県庁所在地も青森市です。明治時代に県庁が弘前町から青森町に移され県名がそのまま青森県となりました。そもそもこの青森とは江戸時代に港を建設した時に、現在の青森市本町付近が海上から見ると青い森があったことから来ているそうです。それ以外のことについても今回調べてみたいと思います。

 さて、『青森』と言えば何を連想するでしょう。りんご、にんにく、せんべい汁などの食べ物。あとは岩木山、恐山、八甲田山、十和田湖、青函トンネルなどは有名ですね。他には原子力関連施設、ねぶた祭あたりでしょうか。いっぱいある中から山を中心に書いてみたいと思います。
まず山ですね。岩木山、恐山、八甲田山とありますのでひと通り触れておきましょう。岩木山ですが、標高は1625m青森県では一番高い山となります。弘前市・鰺ヶ沢町に位置します。山はその山容から津軽富士と呼ばれています。青森県出身の文豪である太宰治も岩木山を『十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟たる美女』と讃えています。比較的新しい火山であるため針葉樹林帯が見られません。岩木山では、古くから山岳信仰の対象であり、山頂には岩木山神社の奥宮が置かれ弘前藩の鎮守の山とされてきました。
 次に恐山ですが、恐山はカルデラ湖の宇曽利湖を中心とした外輪山の総称となります。よって、恐山という単独峰はありません。古くは宇曽利山(うそりやま)と呼ばれていたそうですが、下北訛りにより変化して、恐山(おそれやま・おそれざん)と呼ばれるようになったそうです。外輪山は八峰あり、釜伏山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山、剣の山、地蔵山、鶏頭山とあります。火山岩により岩がゴロゴロした風景を『地獄』、美しい風景の宇曽利湖を『極楽浜』としたイメージで霊場となっています。イタコの口寄せが行われるのでも有名です。ちなみに八峰の最高峰釜伏山は標高879mとなっています。下北半島にあり、温泉も多く湯治場ともなっています。
 最後は八甲田山です。八甲田山は、青森市の南に位置する火山の総称です。恐山と一緒で、八甲田山という単独峰はありません。八甲田山という名称は、たくさんの甲(たて)状の峰と山上にたくさんの田代(湿原)があるところから来ているようです。この地域は豪雪地帯であり、1902年(明治35年)には青森の歩兵第5連隊による冬季軍事訓練において参加者210名中199名が死亡する事故が発生しています。映画化もされていていますのぜひ見てください。日本映画の名作です。『天は我々を見放した』の名言は、ソフトバンクのお父さん北大路欣也さんのセリフです。

 さて、次に“りんご”です。青森県のりんご収穫量は全国の収穫量の半分以上にもなります。今のりんごは昔中国から渡ってきた和りんごではなく、アメリカから苗木を持ち帰って広まった西洋りんごになります。この中でも、1962年に青森県南津軽郡藤崎町で誕生した“ふじ”は、日本国内のみでなく世界でも最も多く生産されるようになりました。海外では“Fuji”と呼ばれて親しまれています。
 その他で気になったのは、青森県はソーセージの消費量が全国1位。これは年間降雪量、魚介類消費量、食塩消費量と正の相関関係があるそうで、豪雪地帯で魚介類が取れ塩分が濃い目の地域がソーセージの消費量が上位の県だそうです。ソーセージは味がしっかり付いているとみているんですね。塩分の摂り過ぎには気をつけましょう。

 今回、ご当地シリーズ第2弾ということで『青森』について調べてみました。どうでしたでしょうか?次は岩手県です。早速岩手県について予習に励みたいと思います。

 

(コラム*FPロバ)

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